「ホームページを作りたいけれど、いくらかかるのか分からない」 「見積書を見ても、何にお金がかかっているのか判断できない」
ホームページ制作のご相談をいただく中で、こうしたお声を本当によく耳にします。
そして、もう一歩踏み込んでお話を伺うと、その不安の背景には過去のご経験があることが少なくありません。十分な説明がないまま費用を請求された、追加料金が後から出てきた、専門用語ばかりで質問しづらかった——。
この記事では、千葉県でWeb制作を行っている西風企画が、見積書のどこを見れば適正かどうか判断できるのか、そして費用を抑えたいときにどこを削るべきなのかを、実際のご相談事例を交えてお話しします。
そもそも、なぜホームページの費用は分かりにくいのか
ホームページ制作の費用が分かりにくい一番の理由は、同じ「ホームページ制作」でも、含まれる作業範囲が会社によってまったく違うためです。
5万円と50万円が同じ「ホームページ制作」と呼ばれている
例えば、テンプレートに文字を流し込むだけなら数万円で作れます。一方で、ヒアリングから構成設計、デザイン、コーディング、SEO対策まで行えば数十万円になります。どちらも「ホームページ制作」という同じ言葉で呼ばれているため、価格だけを並べても比較になりません。
「A社は15万円、B社は50万円。A社の方が良さそう」と判断してしまうと、後から「思っていたものと違う」となりやすいのは、この構造が原因です。
見積書の書き方に業界標準がない
もう一つの理由は、見積書のフォーマットが会社ごとにバラバラなことです。「サイト制作一式 300,000円」とだけ書かれた見積書もあれば、20項目以上に細かく分かれた見積書もあります。前者は何にお金がかかっているのか分かりませんし、後者は項目が多すぎて判断できません。
どちらの場合も、分からない部分は遠慮なく質問して良いと考えています。むしろ、質問に対して分かりやすく答えられるかどうかが、その制作会社を見極める材料になります。
見積書で必ず確認したい5つのポイント
専門知識がなくても確認できる項目に絞ってお伝えします。
1. スマートフォン対応(レスポンシブ)が含まれているか
現在、ホームページを見る方の半数以上はスマートフォンからです。Googleもスマートフォン版の表示を基準に検索順位を評価しているため、スマホ対応は必須と言えます。
ところが、これを別料金としている会社もあります。見積書に「レスポンシブ対応」「スマホ対応」の項目がない場合は、コーディング費に含まれているのか、別途かかるのかを必ず確認してください。
2. 自分で更新できる仕組み(CMS)が入っているか
お知らせやブログを自社で更新したい場合は、WordPressなどのCMSを導入する必要があります。これが入っていないと、「お知らせを1件追加するだけで毎回制作会社に依頼して費用が発生する」という状態になります。
逆に、更新の予定がまったくないページだけであれば、CMSを入れないことで費用を抑えられます。「入れるべきか」ではなく「自社は更新するのか」から考えるのがポイントです。
3. 公開後の費用(サーバー・ドメイン・保守)がいくらか
ホームページは作って終わりではなく、公開後もサーバー代・ドメイン代が毎年かかります。加えて、保守管理を依頼する場合は月額費用が発生します。
初期費用だけを見て契約すると、「ランニングコストの話を聞いていなかった」となりがちな部分です。制作費とは別に、年間いくらかかるのかを必ず確認してください。
4. 修正は何回まで無料か
デザインの修正回数に上限を設けている会社は多くあります。「修正2回まで、以降は1回あたり◯円」といった条件が備考欄に小さく書かれていることもあるため、見落としがちです。
5. 原稿と写真は誰が用意するのか
意外と見落とされるのが、この項目です。文章と写真をお客様側でご用意いただく前提の見積もりなのか、こちらで作成する前提なのかで、金額も、お客様の負担も大きく変わります。
「安いと思って契約したら、原稿を全部自分で書かなければならず、結局公開まで半年かかった」というのは、実際によくある話です。
実際にあったご相談|先日ご相談いただいたお客様の場合
先日、保険代理店のお客様からご相談をいただきました。
最初のご要望は、「できるだけお金をかけず、会社としてちゃんとして見えれば十分」というものでした。
ただ、お話を伺っていくうちに、以前依頼していた制作会社から十分な説明のないまま費用を請求されたご経験があり、ホームページ制作や費用に対してかなり慎重になっておられることが分かってきました。「安く」というご要望の裏側には、金額そのものより「納得できないまま支払うこと」への不安があったのです。
そこで、金額の話をする前に、一つひとつの項目について理由をお伝えするところから始めました。
「ここまで作り込むと、こういう効果が期待できます」 「この部分は今回は不要だと思います。理由はこうです」 「ここまでの内容であれば、費用はこのくらいに抑えられます」
こうしてご説明を進めていったところ、とても感激してくださり、最終的には「実は今後は集客にも力を入れていきたい」「今後のWeb集客も末長くお願いしたい」というお言葉をいただきました。
最初のご要望のまま「安く、それなりに見えるページ」を作っていたら、本当に実現したかった集客にはつながらなかったはずです。表面的なご要望の奥にある本当の課題は、対話を重ねないと見えてきません。
費用を抑えたいとき、どこを削るべきか
予算に限りがあるのは当然のことです。ただ、削る場所を間違えると成果が出ないホームページになってしまいます。判断の目安をお伝えします。
削っても影響が少ない部分
- ページ数:最初から10ページ作らず、必要な5ページで公開し、後から追加する
- 凝ったアニメーション:見栄えは良くなりますが、問い合わせ数への影響は限定的です
- 写真撮影:まずはお手持ちの写真や、質の高いフリー素材で始める
- 独自デザイン:信頼感を出すことが目的なら、整ったテンプレートベースでも十分機能します
削らない方がいい部分
- スマートフォン対応:見込み客の半数以上を取りこぼすことになります
- 問い合わせフォームと導線設計:問い合わせを増やしたいなら、ここが本体です
- 表示速度に配慮した実装:表示が遅いサイトは、見られる前に離脱されます
- 最初のヒアリング:ここを省くと、そもそも何を作るべきかが決まりません
「見た目にかかる費用」は削れても、「成果に直結する部分」は削らない。これが基本的な考え方です。
西風企画の考え方
西風企画では、お見積もりの際に「なぜこの項目が必要なのか」「これを外すとどうなるのか」を一つひとつご説明することを大切にしています。
制作はコーダー1名体制で行っているため、営業担当を経由せず、実際に手を動かす人間が直接お話を伺います。「聞いた話が現場に正しく伝わらない」ということが起きにくいのは、小さな会社ならではの強みだと思っています。
また、AIを活用できる工程は積極的に取り入れ、制作時間を短縮することでお客様の費用を抑えられるようにしています。実際に、[おまかせホームページプラン(148,000円〜)]では、この形で制作を進めています。
まとめ
ホームページ制作の費用に不安を感じるのは、金額が高いからではなく、何にいくらかかっているのかが分からないからであることがほとんどです。
見積もりを受け取ったら、次の5点を確認してみてください。
- スマートフォン対応は含まれているか
- 自分で更新できる仕組みは入っているか
- 公開後に毎年かかる費用はいくらか
- 修正は何回まで無料か
- 原稿と写真は誰が用意するのか
そして何より、質問したときに分かりやすく答えてくれるかどうかを見てください。専門用語で煙に巻かれるようであれば、契約後も同じことが続く可能性があります。
西風企画では、「まだ作ると決めたわけではないけれど、相場や進め方だけ知りたい」という段階のご相談も歓迎しています。千葉県を中心に、対面でもオンラインでも対応可能です。まずはお気軽にお問い合わせください。